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「わしとしょうぶしたいのは、おまえか」
りゅうじんさまはいいました。
りゅうじんさまは、おによりも、さらにおおきいです。カンキチとのしょうぶを、こころよくひきうけてくれました。
「ぐむむう…」
ですが、さすがはりゅうじんさま。
いままでのひとたちより、ずっとつよいです。
カンキチは、はらのそこからちからをふりしぼり、なんとかかちました。
りゅうじんさまは、じぶんがまけるとはおもっておらず、とてもびっくりしていました。
「まさかこのわしが、まけるとは…だがもうひとり、このわしをたおしたおひとがいる」
りゅうじんさまはいいました。
「ほほーう、それはだれがや?」
カンキチはききました。
「それは、おだいぶつさまじゃ。おだいぶつさまはわしよりずっとつよいぞ」
「おもしろいが」
カンキチは、さっそくおだいぶつさまのところにいきました。
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