ちからもちのカンキチ リライト

3/5

15人が本棚に入れています
本棚に追加
/78ページ
「わしとしょうぶしたいのは、おまえか」 りゅうじんさまはいいました。 りゅうじんさまは、おによりも、さらにおおきいです。カンキチとのしょうぶを、こころよくひきうけてくれました。 「ぐむむう…」 ですが、さすがはりゅうじんさま。 いままでのひとたちより、ずっとつよいです。 カンキチは、はらのそこからちからをふりしぼり、なんとかかちました。 りゅうじんさまは、じぶんがまけるとはおもっておらず、とてもびっくりしていました。 「まさかこのわしが、まけるとは…だがもうひとり、このわしをたおしたおひとがいる」 りゅうじんさまはいいました。 「ほほーう、それはだれがや?」 カンキチはききました。 「それは、おだいぶつさまじゃ。おだいぶつさまはわしよりずっとつよいぞ」 「おもしろいが」 カンキチは、さっそくおだいぶつさまのところにいきました。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加