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ものしりドラゴン③
たかいやまのてっぺんに、ドラゴンがいました。
ドラゴンはとてもかしこくて、とてもながいき。
いろんなことを、しっています。
にんげんやどうぶつがだいすきで、たびたびくる、ひとたちのそうだんに、のっていました。
あさ、リスさんが、ドラゴンのところへやってきました。
「ドラゴンさん、もりのなかに、とてもおいしそうなきのみがあるんだけど、きがたかくて、のぼれないの。どうしたらいいかな?」
リスさんがいいました。
ドラゴンはながいくびで、てんをみながらいいました。
『ひとりで、なやむことはないよ。もりには、たくさんのなかまがいる。そのなかには、たかいきをものともしない、どうぶつがきっといる。かれらのちからを、かりるといい』
「ありがとう、ドラゴンさん」
リスさんは、さっそくもりにかえると、キリンくんにたのんで、きのみをとってもらいました。
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