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序章〜2人‥異世界へ旅立つ③
✴︎ 表と裏{改済}
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あれから涼香と要は、城の大きなお風呂に入り、この国の服に着替えた。
そして夕食を食べるため、大きなテーブルがある食堂らしき部屋にきていた。
「ねぇ要。なんか私たち、すごく歓迎されてるね」
「そうだな。でも、なんで異世界の者ってだけで、こんなに歓迎されてるんだ?」
「ん〜でも、悪い人にはみえなかったし、大丈夫じゃないかな?」
「そうかもしれない。だけど、少しは警戒しておいた方がいいかもな」
「うん、そうだね」
そう話をし食事をすませると部屋にもどり、色々と考えながら2人は眠りについた。
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……そして運命の日が訪れる。
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翌朝になり涼香と要は、朝食をすませ庭を歩いていた。
「ねぇ。私たちって、もとの世界に帰れるのかな?」
「どうなんだろう。でも、探さないとな!」
そう話をしながら歩いていると、兵士の1人が涼香と要に声をかけてきた。
「涼香さまと要さま。ボンゼル様が、話したいことがあるため、客室の方にお越しください。とのことです」
「改まって、俺と涼香に話ってなんなんだ?」
「それは、ボンゼル様に直接お聞きください」
そう言うと兵士は、その場を離れ自分の持ち場へもどった。
「ん〜話って、なんだろうね」
「そうだな。まぁ、いってみるか」
そう言うと2人は客室へと向かった。
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そして涼香と要は客室に入ると、ボンゼルが中で待っていた。
ボンゼルは2人が部屋の中に入ってきたことを確認すると、ソファから立ちあがる。
そして涼香と要の側まできた。
「ボンゼルさん。話ってなんですか?」
「あちらの世界のことについて、色々と聞きたいと思ったのだが」
そう言い、涼香と要をソファの方へと誘導した。
「まぁその前に、お茶とお菓子を用意させましたので、ゆっくりと話を聞かせてくれぬか」
「いいですよ。うわ〜!美味しそうなケーキ!!本当に食べていいんですか?じゃ、いただきま〜す」
そう言うと涼香と要は、お茶とお菓子を食べながら、自分たちの世界のことを話しだした。
しばらくして涼香と要は急な眠気に襲われた。
「ふあ〜あれ?なんだろ……急……に、眠く…………」
「涼香、って……なんか、俺も…………」
そう言い2人は眠ってしまった。
ボンゼルは2人が眠ったことを確認すると、配下の者を呼び別々の部屋へと運ばせた。
「さて、こうもあっさりとことが進むとはな。では、龍神祭の準備をするとしよう」
そう言いボンゼルは、この城の自室へといき、儀式のための準備をはじめた。
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