序章〜2人‥異世界へ旅立つ③

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序章〜2人‥異世界へ旅立つ③

        ✴︎ 表と裏{改済}       ※※※※※※※※※※※  あれから涼香と要は、城の大きなお風呂に入り、この国の服に着替えた。  そして夕食を食べるため、大きなテーブルがある食堂らしき部屋にきていた。 「ねぇ要。なんか私たち、すごく歓迎されてるね」 「そうだな。でも、なんで異世界の者ってだけで、こんなに歓迎されてるんだ?」 「ん〜でも、悪い人にはみえなかったし、大丈夫じゃないかな?」 「そうかもしれない。だけど、少しは警戒しておいた方がいいかもな」 「うん、そうだね」  そう話をし食事をすませると部屋にもどり、色々と考えながら2人は眠りについた。  ♧  ♣︎  ……そして運命の日が訪れる。  ♣︎  ♧  翌朝になり涼香と要は、朝食をすませ庭を歩いていた。 「ねぇ。私たちって、もとの世界に帰れるのかな?」 「どうなんだろう。でも、探さないとな!」  そう話をしながら歩いていると、兵士の1人が涼香と要に声をかけてきた。 「涼香さまと要さま。ボンゼル様が、話したいことがあるため、客室の方にお越しください。とのことです」 「改まって、俺と涼香に話ってなんなんだ?」 「それは、ボンゼル様に直接お聞きください」  そう言うと兵士は、その場を離れ自分の持ち場へもどった。 「ん〜話って、なんだろうね」 「そうだな。まぁ、いってみるか」  そう言うと2人は客室へと向かった。  ♣︎  ♧  ♣︎  そして涼香と要は客室に入ると、ボンゼルが中で待っていた。  ボンゼルは2人が部屋の中に入ってきたことを確認すると、ソファから立ちあがる。  そして涼香と要の側まできた。 「ボンゼルさん。話ってなんですか?」 「あちらの世界のことについて、色々と聞きたいと思ったのだが」  そう言い、涼香と要をソファの方へと誘導した。 「まぁその前に、お茶とお菓子を用意させましたので、ゆっくりと話を聞かせてくれぬか」 「いいですよ。うわ〜!美味しそうなケーキ!!本当に食べていいんですか?じゃ、いただきま〜す」  そう言うと涼香と要は、お茶とお菓子を食べながら、自分たちの世界のことを話しだした。  しばらくして涼香と要は急な眠気に襲われた。 「ふあ〜あれ?なんだろ……急……に、眠く…………」 「涼香、って……なんか、俺も…………」  そう言い2人は眠ってしまった。  ボンゼルは2人が眠ったことを確認すると、配下の者を呼び別々の部屋へと運ばせた。 「さて、こうもあっさりとことが進むとはな。では、龍神祭の準備をするとしよう」  そう言いボンゼルは、この城の自室へといき、儀式のための準備をはじめた。
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