※ 愛の勇者と悪の博士、二人のひととき

2/2
前へ
/29ページ
次へ
前の隠しボタンを外すと、私の胸がはだけた。 「やっ…」 縛られてベッドの上の私は動けない。 「『お前の愛と癒やしの力が出てくるのは、ここか〜…?』」 黒縁メガネのレイさんは、澄ました顔でメガネを指で持ち上げる。 「『愛らしいこの胸に秘めている可能性があるな…どれ…。』」 「は、恥ずかしいよ…」 レイさんがメガネを掛けている分、いつもより私が良く見えている気がして、余計恥ずかしかった。 「『触ってみなければわからないか…』」 「あぁんっ…」 いじわるな顔で優しくもみほぐされて、顔が熱くなってきた。 「『強情な勇者だ…それに、無理やりが好きなようだな。感じているのか…?』」 「あ、ああっ…」 音を立てて胸の先を吸われて、身体がビクビクする。 「あぁぁ…!!」 「…かわいい…!『…もっと詳しく調べてやる!』」 レイさんはニヤニヤしながら、私の腰に差してあったオモチャの剣を抜いて、柄の部分で私の胸の先をつついた。 「や、やめ…んああ……」 「『この剣か?お前の力の源はどこだ?ん??言わないとこの剣で、お前の奥を切り裂いて調べることになるぞ?』」 「んくっ……」 ベッドの上で広げられた私の足の付け根を、オモチャの剣先でちょんちょんつつかれ始めた。 「っ、や…恥ずかしい……!」 「『イヤらしい勇者だ…相当な好き者に違いない、自らの聖剣に穢されて、蜜が溢れているようだが?』」 「そんな…こと……」 すかさずレイさんが私の足の付け根に触れると、下着はまた溶け出し、丸見えになった。 「やあっ…!!」 「『嘘をつくな…!こんなに濡らして…よく調べてやろう!』」 さらにニヤッと笑いながら、レイさんが私の入口に舌を這わせた。 「やあっ…!レイさんっ…ビクビクっ…するぅ…!!」 「くくっ…『これだな、すべて吸い尽くしてやる…!』」 「ひやあああっ…!!」 腕を縛っていたリボンが外されて私の身体に絡んだまま、二人は重なった。 「っ…!!『まだかっ!?まだ言わないか!?』っ、はあっ…!!」 「れ…レイさんがっ……!」 「『ん〜?なんだあ!?』…ああっ…!」 「あんっ…レイさんが…好きだからっっ…!!」 「も、もう一度っ…『っ、もう一度言えっ!!』」 「れ、レイさんがっ、好きだからっ…だから…愛してるからぁ…!!」 レイさんが動きを止めて優しく笑った。 「…ありがとう…ホタル…。『勇者…我が愛に、落ちろっ!!』」 「あぁぁぁっ!!」
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加