裏の自分

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ゆっくりと振り向く僕。 女性は、谷間を強調しているような白いブラウスに短い黒のパンツを履き長めのブーツを履きウェーブのかかったロングヘアを指でかき分けて僕を睨む。 その瞳に奪われる僕の欲深い心。 僕は一瞬我に返り目を反らそうとするが… 「続けたら?私気にしないからさ。」 彼女の発言に戸惑う僕。 彼女は、僕の目の前まで寄ってきて顔を近づける。 刺激的な香りの香水とふっくらとした唇。 舐め回されているような目に僕のモノは怯むどころか硬くなり苦しくなる。 彼女はいやらしい唇で僕に言う。 「今この場で射精したら望んでること教えてやるけど…?」 僕の欲深い性癖はもう彼女しか望んでいないかように頭から身体に指令を送り僕はズボンの上からまた擦り出す。 エレベーターが僕が降りる階に着いて扉が開いても僕はエレベーターから出る事が出来ない。 「どう?見られてる気分は。」 僕は涙目になりながら彼女の顔を見上げる。 「す、凄く…ぁ…きぃ…気持ちい…ハァ…!…イィですぅ!!」 もう止まらない。 スボンからモノを出して勢い良く上下に手を動かす。 「正直な子は好みよ…フフフ。…特別に脚を舐めて良いわよ。ただし、3回までよ!」 女性は長めのブーツを右脚だけ脱ぎ、白くツヤのある美脚を僕の頬に近づけた。 舐め回したくなる欲求が僕の下半身にも伝わる。 欲しい 欲しいです 舐めたい 舐めたいです 僕の舌が彼女の白くツヤのある脚に付いた瞬間… 「あ!…もう…イクゥ…!!」 射精した瞬間勢い良く僕の精液が彼女の脚にかかる。 はぁはぁと息を荒くしていると彼女は僕に精液のかかった脚を押し付けて 「綺麗にしなさいよ。ドMが!」 僕は快感を味わっている。 自分の精液なんて舐めたこともなかった。 でも命令されたら普通に舐められる。 「やれば出来るじゃない。名前教えなさいよ。」 舐めとると僕は名前を明かす。 「え、依夢です…。」 彼女はニヤリと笑う。 「ドMの依夢(えむ)君、これから宜しくね。この階の1階に住んでる教香(きょうか)よ。」 僕の階は8階。 彼女はなぜエレベーターに乗っていたのか…… エレベーターから出るまで僕の頭の中は今まで満たされなかった欲深い性癖が初めて満たされた感覚がした。 僕は依夢 僕の性癖はM 僕の望みを叶えてくれるのは…… 教香(S)さんだけだ………
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