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無題
「あっ。 」
「あ。 」
「お疲れ。久しぶりだね。 」
「お疲れ。そうだな、最近は中々タイミング合わなかったしな。 」
「今日はこれで終わり? 」
「いや、これからしばらく空きコマ。だから一回家に帰って昼ご飯でも食べるかな。そっちは? 」
「私はこれから。後二コマしたら、今日は終わり。 」
「そっか。まあ、頑張ってな。 」
「うん、ありがとう。それじゃあ、私行くね? 」
「あ、待って。 」
「ん?どうしたの? 」
「いやさ、こんなことわざわざ言う必要無いと思うんだけど。 」
「うん。 」
「俺さ、彼女できたよ。 同じクラスの子。 」
「……そっか。おめでとう。 」
「ありがとう。ホント、わざわざ言う必要無いのは分かってるんだけど。 」
「うん。 」
「お前にだけは、ちゃんと言っときたかったんだ。俺のワガママだけどな。ごめん。 」
「んーん、全然気にしてないよ。彼女さん、悲しませたらダメだよ? 」
「わかってるよ。今、凄い幸せだから。 」
「そっか。よかった。 」
「ありがとな。なんか、上からになっちゃうけど、お前も、幸せになってな。 」
「ん、分かった。頑張る。ありがとね。 」
「こっちこそ、色々とありがとうな。引き止めてごめん。 」
「良いよ良いよ、それじゃあ、今度こそ行くね? 」
「おう、まあ、またみんなでご飯でも行こうぜ。 」
「そうだね。みんなに予定、聞いてみよっか。 」
「だな。それじゃあな。授業、頑張って。 」
「うん、ありがとう。じゃあね。 」
「ごめん、おまたせ。 」
「そんなに待ってないよ、お疲れ。 」
「そっちもお疲れ。じゃあ、行こっか。 」
「うん、行こう……何かあった? 」
「え、なんで? 」
「なんか、顔が疲れてるから。また寝てないの? 」
「いや、そんなことないよ。大丈夫。 」
「そう?それなら良いけど。 」
「大丈夫大丈夫、心配かけてごめん。 」
「ん、これくらい気にしないで。 」
「いつもありがとうな。 」
「どうしたの急に?って、なんで泣いてるの? 」
「え……?あ、ほんとだ、なんでだろ。 」
「本当に大丈夫?何かあったらいつでも言ってね? 」
「いや、大丈夫だよ。大丈夫だから。 」
「無理だけはしないでね? 」
「うん、分かってる。ありがと。 」
「うん、どういたしまして。それじゃあ、そろそろ行こう? 」
「そうだな。時間も惜しいし。 」
「うん。 」
「……なあ。 」
「ん? 」
「俺、お前のこと本当に好きだから。絶対幸せにする。幸せにするだけじゃなくて、一緒に幸せになろうな。 」
「……本当に大丈夫?頭でも打った? 」
「別に、今ふと思っただけ。深い意味はないよ。 」
「変なの。でもありがとう。これからもよろしくね。 」
「こちらこそ。さあ、今度こそ行こう。 」
「そうしよ。今日は何作ってくれるの? 」
「そうだな、冷蔵庫にあるのが卵と玉ねぎ、後ベーコンだから……… 」
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