堤 康二

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堤 康二

 その日康二は休日、趣味の400ccのバイクを思いっきり走らせていた。  見通しの良い直線の道路を飛ばしていく、康二は気がつかなかった。  スピードメーターが既に100km/hを振り切っている事に、突然道路の脇道から車がニュッと顔を出した。 「あ」 そう思った次の瞬間が康二の最後の記憶になった。
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