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芯VS変態
変態と芯はそれぞれ一歩前に出た。
先行の芯はかがみ「あ、」と、まるで図書館で咳をするように漏らす。盛り上がる会場と白ブリーフ。そして、
「愛、してる……よ?」
それはまるでレディがトイレットペーパーを使い切ってしまい、彼氏に恥ずかしくも初々しく頼むような恥じらいとエロさを兼ね備えていた。
白ブリーフを最大限に魅せた素晴らしい愛してるだ。僕は不覚にも反応しかけた。
しかし、変態の白ブリーフは変化しなかった。
「な、なんで……」
「残念だな。俺は変態だ」
「そ、そうだった……」
年齢層の過ちに気づいた芯に対し、変態は組んでいた両腕を解放し構えた。
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