ひかりのたまご-6

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黄昏時──昼と夜の間の、昼でも夜でもない時間。 不思議なことがよく起こるためか、逢魔が時とも呼ばれる時間帯だった。 (もしかして……ただの夢、じゃない?) あの光の玉は、俗に言う「魔」ではないと思う。 でも生身の存在でもない。 ひょっとしたらこの「逢魔が時」という時間帯のもつ不思議な力を借りて、「逢いに」来てくれたのだろうか。
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