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約4時間の消火活動の末、火は完全に消しとめられ、現場検証が行われた。母の上に覆い被さるようにした父の遺体が発見された。
僕は1人になった。
僕は父方の祖父母の元で暮らすようになった。その頃からだった。あんなに大好きだったゲームを一切しなくなり、ご飯が喉を通らなくなった。無理やり口に入れるも、砂の味しかしない。自然と食べる量は減り、僕はみるみる痩せていった。
心配した祖父母は、僕を連れて心療内科を訪れた。うつ状態だと診断され、いろいろな薬が処方された。
何に対しても無気力になった僕は、中学に進んでも友達ができることなく、次第に学校を休むようになっていった。
このままじゃいけない。そう思っても、身体が思うように動かなかった。何もかもが無意味に感じ、僕は社会から逸脱していった。
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