0人が本棚に入れています
本棚に追加
×月×日 天気雨
ご主人様。。
お優しいご主人様はどこにいらっしゃるのでしょうか。
私は長い事ご主人様この屋敷に勤めてまいりましたがこんな事は過去一度も。。
いや。。。黒。。過去に一度だけ黒をなくせと言われましたが今回のようにあんなにご主人様は取り乱した事はなかったはず。。
ご主人様は何かを恐れているよう。
一体何を恐れているのでしょうか。。
今日は朝は晴れていたのに昼から雨が降り始めてしまったので急いで外にお洗濯ものを取りに行きました。
その時に上から紐で纏められた本が落ちてきたのです。
間一髪私に落ちてきませんでしたが一歩足が遅ければ私は。。
そういえば。。落ちてきた場所の上はご主人様の書斎。。
ご主人様は私が邪魔なのでしょうか。。
色々考え過ぎなのですきっと私は今日ははやく眠りにつきましょう。
はやく元のご主人様に戻ってほしい。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何だこれ売れない作家か何かの下書きか。。?
まるで本の中のような出来事ばかり。。
も少し読んでみよう。。
これは本当に誰かの手帳。。日記ならば相当やばいぞ。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一体何が起きているのですか。
私は夜中に息が苦しく目が覚めた。
目を開けると首を絞められていた苦しくて必死に暴れベットの横にあったランタンを首を絞めてる人間にぶつけ急いで屋敷をでました。
でもおかしいのです。
私は自室の鍵は閉めたはず第一私の自室は使用人達用の階にあって隣も使用人達の自室のはずあれだけ暴れ騒いだのに誰も出てこないなんて。。
それに夜は交代でお屋敷内とお庭には使用人達が見回りしているはずなのに誰もいなかった。
使用人達はどこに行ったの。。
自室の鍵を開けているという事はこのお屋敷の関係者のはず。
とにかくこの敷地内は危険だと思い買い出し以外では出ない外へ逃げたのです。
最初のコメントを投稿しよう!