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私は森へ逃げ込んだ。
夢中で走ると洞窟のような場所にたどり着いた。
私はそこで日が開けるまで待つことにした。
人が出ないこの時間に街に出たらすぐに見つかってしまうし隠れる場所がない。。
疲れた今日はとても疲れた。
夢ならはやくはやく目覚めて。。
はやく日よ登って。。。。。。
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いつの間にか寝てしまっていたようで起きるとすでに当たりは明るくお昼頃のようだった。
街へ逃げないとそう思い私は森を抜けようと歩いた。
でも行きに暗闇の森を無我夢中で進んだせいかどこから来たのかがわからない。
森を歩いても歩いてもどこにも出口がない。
どうしよう。。
もう足も痛い。。
私は座れるような岩に座りこれからどうすればいいのか考えていた。
「見つけたぞ」
声が聞こえた方を向くとご主人様が昔のようにお優しい顔でこちらに歩いてきていたのです。
「どこにも居ないから探したよ駄目じゃないか勝手に屋敷から出たらさぁ帰ろう」
私もはいご主人様と口にしようと近づくご主人様を見るとお顔に傷が。。
どうして傷が。。
あの時ランタンを投げた時。。
あれはご主人様。。。?
怖くなりゆっくり近づくご主人様に離れるように歩き
「ご主人様。。そのお顔の傷は。。どうなされたのですか。。」
そう聞くとご主人様は
「なんだバレていたのか昨日はよくもこの私に傷をつけてくれたなぁ」
とおっしゃり私ナイフを取り出し走ってきたのです。
私は逃げました無我夢中で逃げました。
逃げてる間足がズキズキと傷んでもう長くは走れない。。
どうしよう。。
考えても何も出てこないのです。
「あっ」
そう声を出したときはもう木の根っこに躓いて地面に居ました。
どうしようはやく立って逃げないと。。
痛む足にはやく動いて。。
そう願うのですが中々動いてはくれない。
はやく逃げないと一歩踏み出すと私の手を誰かが掴んだのです。
ご主人様だ。。どうしよう。。殺される。。
「どうされたのですか?そのようなかっこで」
私の腕をとったのは見知らぬ男性でした。
安心してしまった私は気を失ってしまいました。
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