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次の日
千春は、昨日徹夜して一枚の絵を完成させた。
後藤のオヤジを待っていたら、、、
「やぁ、千春ちゃん、絵は完成したかな?」
「あぁ、なんとかね、後藤さん、」
「どれっ、見せて貰おうか?」
千春は、奥の部屋からキャンバスを持ってくる、、
「どうかなぁ、後藤さん、、」
「うぅ、、なかなかのデキだな、、これなら、15万ってとこか、、」
「ちょっとちょっと、15万はないでしょう、後藤さん、」
「でもなぁ、、、」
「そこをなんとか、お願いしますよ、今月は苦しいので、後藤さん、」
「それじゃ、、20万は、どうだい、、千春ちゃん、」
「あぁ、それで良いよ、後藤さん、」
後藤のオヤジは、財布から20万円を渡す、、、
「ちょっと待って、昨日仕上げたばかりだから、絵の具が乾いて無いかも?」
「あぁ、そんなこともあろうかと思って、乾燥剤を用意してある、」
後藤のオヤジは、絵画を箱に詰めていた。
「それじゃ、また、頼むよ、千春ちゃん、」
「うん、分かっているよ、後藤さん、、」
後藤のオヤジは、千春の絵を持って帰ったのであります。
千春が描いた絵は、藤蔭春樹(母親)の絵を真似た物であった。
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