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プルルルル
プルルルル
ガチャ
「カレンさっきの発砲音は何だ?」
ショートヘアの女の携帯である。それはここにいれば電話のぬしがGPS機能でここに来る事を指していた。そして鼻声で女の声マネをして対処しようとしたのだが、なかなか旭くんの声マネの上手いことに驚く!連れてきてよかったと思った。
「旭くん。」
手で合図を送る
(しばらく時間稼ぎしてください)
酔っ払いが銃を持って言った。
「奴らは三人なのに人を操るチカラで影のある場所に傭兵を待機させている。わかるか?光あるところでは操れない!夜が来る前に肩をつけるんだ!。」
そう言って散弾銃を渡してくれた。
「いえ 、これはあなたが持ってください。それと少年あなたは囮です!」
は?
何の話をしているのかと少年と酔っ払いは戸惑う。
「時間稼ぎもそろそろ終わるでしょう。」雫はメガネをいじり、テニスボールをみて、思いついた。
「カレン-----」
長髪はショートヘアの彼女の事を思い出していた。リーダーと仲睦まじくして雑談していたとき、突然二人はカレンに目がむく、それからというもの、カレンに恋をし、好きな人がいると相談された。とても苦痛だった。
「好きな人が誰かって?教えないよ。」
死体を見て涙が溢れてくる。長髪は知っていたのだ誰が好きかを。
「リーダーのメスブタがっ。」
罵っても返ってこない。長髪は心底思っていた。あの時 東に亡命すべきだったのだと--
「時をまいてもどす術はなし。」
その頃、どんつきの物陰にみんな隠れていた。割れた鏡を手に取り、長髪の姿を黙認する。旭に合図を送ると旭は銃を構えた。
(どんつきに誘い込み、はさみ撃つ)
作戦はこうだ。
1.発砲音でどんつきに誘う。
2.物陰の後ろから散弾を放つ。
「すると被弾したとして後ろを向いたところを少年の仕業にする。その隙をもう一度散弾でたたく!」
雫が説明するが、納得はいかない。
酔っ払いは言った。
「いやいや散弾の発泡音で気付くでしょーが!」
雫が言い返す。
「いえいえこのテニスボールを散弾銃に固定できれば、音はある程度消せます。ブラフに少年はショートヘアの死体の近くで待機し、敵が飛び込んだ瞬間に撃ってください。」
「えー!俺にそんな大役させるの?」
みんなは少年をにらんでいる。緊張していたが仇をうつチャンスだった。
そしてその時がきた。
発泡音が響く
殺す!
殺す---
「ぶっ殺す!」
長髪は猛スピードで音の方に突っ込む。
旭の瞳孔に長髪が迫り来る。
「ひいいーっ!」
パアアアン
長髪が顔をしかめる、そう 音を消した散弾が被弾したのだ。だが思う---(おかしい?)
振り返り少年を見るが、長年の感か、高くジャンプ(垂直飛び)し、それを確かめる。すると目に映る酔っ払いの散弾銃。
「なるほど」
(少年はブラフか)
それを察し、少年、旭、酔っ払いが見える位置で構える。
まずはあの散弾銃からと考えたが、それも虚しく、何かを見落としていることに気づかない。
雫は屋根の上で構えていた。
「しまった!。」
長髪はハッとした瞬間銃声が響く。
長髪が頭から打って落ちてきた。
「急所は外した----お前を拷問する。」
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