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セントラルという大国が西と東に分かれ200年、
西、東とその間のセントラル、三つの国に分かれたまんま、
西と東は小競り合いばかりで戦争の仕方を研究して、セントラルは他国と同盟を組み足固め、戦争ばかりの世の中をわたしは彼氏の住むセントラルに歩いています。
(携帯での会話)
↓
おかしいと思いませんか?
歩き?歩きですよ「歩き。」
先輩は「西を隅々まで知るため200キロしかないので歩きます。」
っざけんな!
と先輩のワガママを聞いています。
早く既読してください!
聴いてる丸くん?
おい
おい
おーい
(これはメールの一方的なやりとりである)
おーいおーい(涙)
一方--
先輩は西に事件の匂いを携帯のSNSから感じていた---
その一文を凝視し呟いていた
(携帯にて)
:西の秘宝が盗まれたらしいって!
:どんな秘宝?
:どうせ戦争の道具でしょ?
:その通りです!
:?
:気をつけてください!
先輩こと雫は逃げるように促していた。戦争の火蓋が切れる前に----
西にて---
夕暮れの空、辺りには風通しのいい荒野が広がっていて景色が上下のゆれてそこらに腐った死体らしき塊が目線を横切る----
「明かりをつけようか!?」
「馬鹿やろう!少し暗いから撃ってこないんだろが--」
「でも暗いのは苦手だわリーダー。目が見えてなければハイスペックな技もいくら身につけたって骨折り損だしね。」
三人はものすごく鍛錬した西の国の戦士だったが国の政治に嫌気がさしたのをキッカケに西から金めの秘宝を盗み
逃げて追いかけられていた。
「もうすぐ夜が来る-----。」
吐く息が鼻にかかる。暗すぎて前の谷に気付かず頭を打ち、その間に三人のうちの長髪の黒服の青年に車のライトが日射光のように目を刺激する。
長髪は眩しそうな顔をしながらも気合いで構えながら言い放った。
「撃っててこいど三流!西の秘技(弾どめ)のお手本をみしてやるぜ!」
車のライトを見た瞬間、すぐ撃ってくるのは分かっていた。
バキュン!
バキュン!
音が連呼する
長髪は目をこらしながら自分が撃たれていないことを不思議に思いつつ、暗がりに隠れる。少し目が慣れると敵と敵の仲間が銃を向けあって喚いている!
「何があったんだリーダー」
長髪はリーダーにかけよると夜の秘宝が不気味に雲の切れ目から出た月明かりに照らされていたのにゾッとした、リーダーは死んだ人を見て笑っていたのだ。
敵の一人が喚き断末魔を叫びながら自分の頭に銃口を震えながらつけていた!
なんなんだこれは?
あたりには銃で自殺した死体が転がっていた。
「理解できない--どうしてコイツらは自殺したのかしら」
三人のうち一人のショートヘアの子がリーダーにつめよって言った。
リーダーは意味深に一言言ってとぼとぼ歩き出した。
「これが夜の秘宝の作用かもしれない---」
「おいそっちはセントラルだぞ!東に亡命するんじゃないのか?」
長髪は真剣な顔つきを声で表現して言った、つまり皮肉に(頭おかしくなったのか?)と聞いたのだ。
だがリーダーの感情は雲の切れ目からの月明かりがなくとも強い意志を発した、暗い中声だけが響く。
「俺たちの弱点は主に夜だった。しかしこの力-----いや秘宝はどうやら夜にしか出せない。素晴らしい組み合わせだと思わないか?」
「まさかセントラルを--?」
「ああ攻める」
「正気なんだな?」
「ああ俺たちはもう上流階級の言いなりもならず道理は忘れない!ただの兵じゃない。脳ある兵だ。その前にこの力で資金集めだ!」
その時瀕死の敵が一人うずくまって話しを聞いていた。
そして朝その荒野で西と東の調査をする二人がいた。大国の国際安全部だ。
「せんぱーい、もう歩けません!何で歩きなんですかーー?」
その歩けない宣言の女の子は色白でけばけばしている
「文句言ってると首にするよ旭くん。」
私はこの子には厳しくしている。
彼女はなかなか見どころがあるからだ----
「げっ!先輩の理不尽きたー!」
そう言った彼女(旭)の顔が見どころだ。きついのにあまり考えない、純真無垢なのだ。
二人は谷の上から見下ろす。
「死体だらけですね。」
「先輩のメガネはくもちゃってません?」
「わかっていますよ。生存者がいるくらい。急ぎますよ!おそらく虫の息です。」
「了解!」
(俺は生きているのか?セントラルのことを誰かに伝えるまで死ねないぞ--)
「大丈夫ですか?」
「せ----せ---せん----と--らる」
「セントラルがどうしたんですか?」
「せ---め---られる夜の----秘宝--で」
最期の力を振り絞ったらしくそれがそいつの最期の言葉だった。
「夜の秘宝ですか--心配ですね」
旭くんは私の小言を無視して携帯をいじっている。
「先輩セントラルの友達全員反応ないっす」
「-----------。旭くん」
「なんです?-----」
「ここからは私だけで行きますご苦労さま。」
私は彼女の気持ちより安全面を注視しセントラルに向かうつもりだったが彼女がこう言ってきたのだ。
「ばかっすね。二人の方が生存率高いすよ先輩。」
そう笑っている。
「セントラルはたくさんの国の同盟国があります。分かりますね?そこが襲われる事の重大さが。」
「つまり国単体では襲えないっすよね
じゃ賊っしょ!。」
私は不安を感じない彼女(旭)の顔がしかめないことに不安になっていた。
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