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黙りこくる高藤課長の横で、私の脳内はまたもや、高藤課長×パンツで占められた。
ハンカチとして使う?
うん、手や汗を拭けなくは…ない、かな?
匂いを嗅ぐ?
うん、それ位ならオッケー、大丈夫、問題ない。
履く?
うん、まあ、個人の自由だもんね。
被る?
かっ、かっ、被るー?
うっ、うーん、それが高藤課長の趣味だと言うなら、受け入れるしかない……?
そう、被るだけなら誰にも迷惑をかける訳じゃなし、なんなら私も一緒にパンツを被って―――
「藤崎さん、着いたよ。」
暴走列車並の妄想をしていた私は、高藤課長の声でハッと我に返った。
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