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半年ぶりに抱く、男の体。相変わらず白い。
もともと色が白いうえ、ほとんど外出しない男の肌は、不健康という言葉がぴったりの、青白い肌をしている。
真っ黒な髪が、肌の白さを更に際立たせているように感じた。
短く刈られた髪の中で、尖った白い耳が、ぴんと主張する。舌先で薄い耳朶に触れ、小さく音を立てて吸うと、柔らかい感触が唇のあいだを埋めた。
うねうねと、複雑な耳の輪郭を舌でなぞりながら、ぴたりとくっつけた手のひらは、男の肌の上を滑っていく。
風呂上がりだからなのか、その白い肌からは想像がつかないほど、男の体は熱かった。
ゆっくり、ゆっくり、男の肌を味わうように、手のひらを滑らせていった。
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