1.半年ぶり。

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 男の細い腰を掴む。  人形のように無抵抗な体を引きずり、引き寄せ、腰を高く突き上げさせた。  そして、うしろから突き立てた。  バカみたいに、突き立てた。  俺の目には、がくがくと大きく揺れ、今にも壊れてしまいそうな男の体が映っていた。  けど、そんなもん気遣ってる余裕、心にも頭にもなかった。  どうにかしたいのに……。    どうにもできない。どうにもならない。  そのもどかしさと苛立ちによって()き乱されまくった感情を、俺は自分で抑えることができず、癇癪(かんしゃく)を起こすガキみたいになっていた。  そんな自分の姿を、()っすらだけど、みっともないと気付くことができてしまった自分自身に、更に苛立った。
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