再び旦那

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再び旦那

長男、次男とも、出産して二日目に神奈川から宮城県まで旦那が見舞いにきてくれました。 長男の時は、産まれるとき産道で引っ掛かっていたので、頭が長くなっていました。 それを見て、助産婦さんが、「大丈夫ですよ、だんだん丸くなりますからね 」と慰めても、無責任なことをいうなー、こんな火星人みたいな頭治るかーと、旦那は泣いていたです。 私は我が子を抱いて喜んでいるんだと思ってました。 次男の時は逆子だったので通常と逆さまに産まれて、顔が下ぶくれで誰にも似ているように見えないにもかかわらず、親父に似ている!と泣き笑いに笑ってました。 立ち会い出産したいなあと、妊娠中一寸思ったんですけれど、地元の産科の先生が旦那を見て可笑しそうに「そんなことしたら気絶しそうな旦那さんだ」とにやっと笑っていってました。 「気絶したら、どうなるんですか、体も大きいし邪魔くさそう」 と聞いたら、先生、不敵な笑いで、産室の端まで足で押して妊婦さんと出産に挑むんです。たまにそういうお父さんいるんです。転がしたまま放っておきます。と仰っていました。 先生が言うには体育会系のお父さんは痛みが良く解るのか、倒れるかパニック起こすので、立ち会い出産なるべくさせませんとのこと。出産をビデオ撮影しようとする人も立ち会わせませんとのこと。邪魔だから。 ハハハ。 助産婦さんも、周りの出産したママさんも、うちの子をだっこしにきて 「うわあ、体がしっかりしている、重いー、手や足大きいー」 と言ってました。入院中同室になったママさんとは、赤ちゃんをとりかえっこしてだっこしました。同室のママさんの赤ちゃんは女の子だけあって、ホヤホヤで小さく、泣き声も可愛らしいので、メロメロになりました。 旦那が病院に現れてから、誰もさもあらんと納得して大きい!大きい!、と言わなくなりました。その代わり助産婦さんが、 「パパさんあれじゃ大きい子が産まれるよねえ」 と笑っていました。 「パパさん、外国の人?」 これも良く聞かれたことです。 「ううん、日本人。お義母さんの家系が皆体が大きいんだ」 「へえー、そうなんだ」
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