『一緒に思い出を作ろうか』

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「折角の夏休みだ。一緒に別荘で過ごそうって計画してたの」 「だって、お前……誘拐なんて」 「君、どこか遠くに行きたがっていたじゃないか」 「それは……」  睫に縁どられた瞳が微笑む。 「――僕が義兄になった理由を踏まえれば、君は僕を嫌うかもしれない」
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