距離に負けない2人になる

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距離に負けない2人になる

「奈緒子と過ごす時間のためなら、いくらだって手間をかけるよ。僕も・・・大好きだよ」 「・・・嬉しい」 「奈緒子・・・泣いてるの?」 「なんか、これが最初で最後のデートになっちゃうんじゃないかと思っちゃって。・・・」 「何言ってんだよ、明後日はスカイツリーだろ?奈緒子、僕は君をひとりにしないよ・・・離れていくのに無責任な言葉かもしれないけど、奈緒子はいつも僕の心の中にいる。そりゃ、会えない日も多いけど、ぜったい連絡怠らないし、月に2回は帰ってくる」 「弘樹・・・優しいね」 「ばっ!ばかやろー!奈緒子が変に不安になったりするからだろ?僕たちはいつも一緒だ」 「そうだよね」 弘樹となら・・・大丈夫。距離に負けない2人になると決めた奈緒子だった。 「じゃあ、な。明日、10時に桜新町の地上入り口で」 「うん。待ってる」 明日は、素敵な1日になりそう。
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