月暈

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月暈

僕の胸元に抱えられた、鮮血で真っ赤に染まったジャージ。 腕に力を入れれば入れるほど、じんわりと僕の胸元に冷たさが移ってくるが、そんなことは気にならない。 雨に打たれる僕の心は高揚感で満たされていた。
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