1/1
前へ
/1ページ
次へ
僕の隣にはいつも幼なじみがいた。 登下校、昼休み、遊びに行くのにも隣にはいた。 どこにいても僕の隣には幼なじみがいた。 僕は幼なじみが隣にいるだけで満足していた。 だからなのか、油断していたのかもしれない。 幼なじみがクラスメイトに呼び出された。 幼なじみはクラスメイトと付き合うことになった。 そして僕の隣には幼なじみはいなくなった。 幼なじみの隣にはクラスメイトになっていた。 僕は、登下校、昼休み、遊びに行くのも一人になった。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加