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「はしも……と……、もう……んんっ!」
よっぽど気持ちよかったのか、口での抽挿の速度を速める暇もなく、先生は私の口の中で勢いよく欲望を吐き出した。
「はぁ……、はぁ……」
赤く上気した頬。
快感の余韻に浸っているとろけきった顔。
不意に上下するのど仏に男らしさを感じ、胸がどきんと大きく高鳴った。
……今まで男が出したものを口で受け止めたことは何度もある。
出されたものは、いつもならティッシュに吐き出し、処理するのだが……
先生の……飲んでしまいたい。
飲んで私のものにしてしまいたい。
そんな思いに駆られ、私は迷わず先生の欲望をゴクンと飲み込んだ。
出たものの量が多かったのと、想像以上に粘度が強く、すべては飲み込めずわずかに口角からたらりと垂れてしまった。
「……えっろ。」
口角から白い精液を垂らした私の姿。
体を起こした先生の手が口へと伸びてきて、ぐいっと垂れた精液を親指で拭われた。
「せんせ?よかった?」
じっと先生の目を見つめると、私の顔を見ながら優しくふっと先生は微笑む。
馴染みのある先生の優しい笑顔。
……あぁ、この笑顔……好きかも。
「……今までで最高によかった。もしかして…俺ら、体の相性いいのかもな。」
「私も……相性いいのかもって思ってた。」
どちらともなく見つめ合い、どちらともなく唇を重ねた。
最初は重ねるだけの軽いものから、次第に深い口づけへと変化してゆく。
「ん……ふぅん…んん……」
私の鼻を抜けてゆく、くぐもった甘い声。
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