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そんな真剣な先生に、ゾクゾクして、ドキドキして、もう、どうにかなりそう。
「……もちろん、最後まで……して?」
羞恥心なんて、どっかにお出かけ。
私は動きを止めている先生の雄雄しいものに、自ら腰を動かして局部をこすりつけた。
「あ…いい……、せんせ…、きて…」
再び全身に広がってゆく快感の波。
「くっ…、煽るな…。」
私の動きを止めるように荒々しく口付けし、ぎゅっと力強く抱きしめられた。
「……明、俺の嫁にならないか?」
色気を孕んだ声で名を呼ばれ、耳元で甘く囁かれる。
その問いかけの内容が内容で、一瞬フリーズしてしまった。
……嫁?
……どういうこと?
「……いろいろすっ飛ばしすぎだな。」
私の耳元ですくりと先生は笑うと、少し体を離して、あたしの目をしっかりと見据えた。
「明が欲しい。生徒だった時から、細かいことに気がつく優しい子だと気になってた。そんで、今のいやらしい明の姿にクラクラきてる。……正直、心全部明に持っていかれた。俺に毎日優しい顔といやらしい顔を見せてほしい。だから……恋人になってくれないか?」
そんな真剣な先生の姿に、先生の言葉にどぎまぎしてしまう。
信じられないくらい私と相性のいい引き締まった体。
誠実で、茶目っ気があって、素直なところは担任だった頃と変わらない。
そして、獰猛で肉食な男の一面。
そんな先生に、私のほうが心を全部持って行かれちゃったよ……
「先生?簡単にそんな大事なこと言っちゃっていいの?まだまだ私のこと知らないことの方が多いでしょ?」
感情が高ぶって、一時的にそんなことを言ってるだけかもしれない。
「知らないことなんぞ、今から知ってけばいい。俺だけの一方通行な想いなら、そこは潔く諦めるさ。それに、一年間担任してたんだ。ある程度明の性格や人柄は把握してるつもり。その上で、本気で俺のものになってほしいって思ってる。……返事は?」
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