ラブホでいろいろすっ飛ばしました

チェンジ？キャンセル？それとも…

……きっ…、気まずい……。

相手も……先生も気まずいに決まっているだろうけど……

早く店側へコースの時間を連絡しないと、不審がられて電話がかかってきてしまう。

「えっと……あの……、チェンジします？それともキャンセル？」

言葉の通り、チェンジとは呼んだ女の子が好みじゃなかったら他の女の子に変えることで、キャンセルはサービスを取りやめることなのだが……

もちろんチェンジもキャンセルもそれなりに料金がかかってしまう。

今ここはラブホテル。

キャンセルしてもホテルの利用料金はもちろんかかるし、チェンジするとしたら、通常の利用料プラスチェンジ料金が加算されてしまう。

もちろんすべて呼んだ側……先生が負担することとなる。

多少好みでない女の子が来たとしても、気持ちよくしてくれるのならいいと、滅多にキャンセルやチェンジはされることがない。

私もキャンセルやチェンジは今のところ経験ない。

しかし…、状況が状況だ。

高校卒業してはや数年。

二十歳から本業の傍ら、自分の感覚では副業というつもりで風俗業界に飛び込んでからもう三年。

二十三歳になったが、それでも元担任とみだらな行為はよろしくないのでは？

高校生だったときに、先生とみだらなことをする関係になってしまったら、それはとっても大問題。

少なくとも、今は高校生ではないし、先生は元担任。

そういうことをしても、ある意味問題はないのかもしれないが……。

先生もいろいろ考えているのだろう。

腕を組んでテーブルの上を凝視している。

私は立ちっぱなしもアレだし、部屋のソファー……先生の隣に仕方なく腰をかけた。

……先生との距離が当たり前だが近い。

私が座った瞬間、少し身を硬くした先生。