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急かしたくはないが、いい加減連絡しないとまずいかもしれない。
「先生…、どうしますか?」
うかがうように声をかけると、ゆっくり私に目を向ける先生。
背の高い先生だから、自然と先生に見下ろされる形になってしまう。
美形というよりも、精悍で男らしくて、笑った顔が素敵なんだよね…。
他にイケメンな先生がいたから影が薄かったけど、先生もどちらかというとイケてる部類。
先生は担任になった一番最初のホームルームのとき、教師になって一、二年のペーペーって言ってたっけ。
それから考えたら、先生は三十歳前後ぐらい?
客だとしたら、年齢的に急にアレが萎えたりしないし、おじさんやおじいちゃんに比べて体力あるから、プレイそのものはすごく楽しめる。
そういう面からは、個人的にいい客の部類ではあるんだけど……
知り合いの上、元担任……
複雑……。
……でも……、
先生は感じたらどんな顔するんだろ…?
どんな風に女の子をかわいがるんだろう…?
こんな仕事をしているからか、そんな邪な興味がわいてしまう。
デリバリーヘルス……デリヘルで女の子を呼ぶぐらいだから、性欲はそれなりにあるはず。
……見たことない先生を見てみたい……
そんな私の心の内なんてわからないであろう先生。
「……残業続きで疲れてるんだ。本当は出すもん出して仮眠するつもりだったんだが…。……何もせず俺が寝るだけでも、そっちは問題ないか?」
みだらなサービス無しで、先生が仮眠するだけ?
正直、体力消耗することなく、決まった時間何もしないのにお金をいただけるのなら、そんな楽なことはない。
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