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「そんな大事な初遊園地が、俺と一緒でいいのか?」
責任を感じる友哉さん。少しおどおどした感じが可愛かった。
「そんなに大した事じゃないので大丈夫ですよ。それに、何回も言いますけど、嫌なら誘ってません。友哉さんがいいんです」
私より怖がってくれる人が横にいてくれた方が、安心できて良かったりする。
「……行くか。あんまり乗り気じゃないけど」
「そういう事言わないでください。せっかくの初遊園地が冷めます」
「悪い悪い、一言多かった」
そう言って、私の頭をぽんぽんと優しく二度叩く。
急激に顔は赤く、頭は真っ白になるのを自覚した。
友哉さんの顔を伺うけれど、何でもないように自然ないつもの顔。
こんな事さらっとしないでください、と声を大にして言いたかった。
少し並んで、チケットを買う。私が財布を出したところをすぐさま止められた。
「せっかくの初遊園地なんだから、俺が払う」
「えっ、いいですよ。私が誘ったんですから」
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