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仕事が終わって買い物を済ませ、家に帰った時には、21時半を回っていた。
何時から始まるんだろうと思いつつ、テレビをつけて、番組表を確認する。
22時から始まるみたいで、安心する。まだ始まってない。
急ぎ目でお風呂に入る。湯船に浸かっていると、菜奈の顔が浮かんでくる。
菜奈に会いたい。ダメだ、俺はちょっともうおかしいかもしれない。
仕事の事なんて関係なく、船田杏奈との食事なんて断ればよかったと、やっぱり後悔する。
そして、食事が終わった後も、後悔しそうで怖かった。
お風呂から上がって、テレビをつける。ちょうど始まったところだった。
道重が以前言っていた通り、刑事物みたいだった。
刑事物でもあり、恋愛要素もありそうだ。
確かに、こんな美人な刑事はいないなとは思う。
横目でドラマを見ながら、晩飯の準備を進める。
カップ麺、惣菜、白ごはんと、最悪な晩飯が並ぶ。
菜奈のオムライス美味しかったなーと思いつつ、電話をかける。
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