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「ああ、遥香。おはよ」 遥香とは真逆のテンションで挨拶をする。 そんな朝から明るくテンション高くなんてできない。 「月曜からそんなんじゃ、今週頑張れないよー」 「月曜だからこそだよ。週明けからそんなに元気なの遥香くらいだよ」 高木遥香は、今じゃ唯一の同期だ。 最初は私を除いて4人いた同期は、徐々に減って、今じゃ遥香だけになった。 「月曜は無理矢理にでもテンション上げて乗り切ってー、火水木は惰性で乗り切って、金曜に再びテンションを上げるスタイルで1週間を乗り切る!」 といいつつ、遥香はきっと明日もテンションが高い。 いつもテンションが低い私とは真逆。 なのに遥香は私と仲良くしてくれる。同期だからというのもあるだろうけど。 そんな遥香の高いテンションに、割と助けられていたりする。 会社でも遥香が目立ってくれているおかげで、私はあまり目立たない。 私は仕事は効率よくこなせる、可も不可もない事務員という評価、のはず。 遥香と駅で会うことは時々あって、一緒に会社に向かう。 遥香は私と違って、起きる時間もバラバラらしい。
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