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子どもっぽい遥香。普段も子どもっぽいといえばそうだけど。
「まあいいけど。彼氏つくるのが先じゃなかったの」
「同時進行でしょ、こういうのは!いつできてもいい準備をしとくの!」
「はいはい。いつでも来たいときにどうぞ」
「やったねー。なんだかんだで付き合ってくれる菜奈好きだよ」
「いつ来るの?」
「んー、明日は?」
明日は……と考えて、慌てて首を振る。
「ごめん。明日はだめ。予定入ってるから」
係長との予定があった。何をするかは聞いてないけれど。
「え、なになに。デート?」
ワクワクして聞いてくるけれど、そんなわけない。
「別れたばっかりなのに、デートなわけないでしょ。しばらくそういうのはありません」
遥香は、なーんだとつまらなさそうにする。
「人の事気にしてないで、自分の恋愛を心配しといて」
結局、いつ家に来るかは決まらず、後日連絡することになった。
今日もラーメンを食べたがる遥香をなんとか振り切って、家に帰る。
遥香はいいけれど、私は全然運動してない。
この時間にラーメンを食べたら、ものすごい勢いで太ってしまう。
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