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休日は何故か早く目が覚める私は、二度寝をしてもなお、7時半だったので仕方なく体を起こした。 係長が来るまで、まだ時間はたっぷりある。 菓子パンとコーヒーで朝ごはんを済ませつつ、のんびりと過ごす。 今日何をするのか、未だに分からない。 プライベートの連絡先を知らないから、聞くこともできなかった。 そわそわしながら、11時を待つ。 コンタクトをつけて、なぜか雅樹と会う時よりも、おしゃれをしていた。 だって係長、絶対おしゃれだもん。 私が適当にしちゃうと、浮いてしまう気がする。 そういえば、係長の私服ってどんな感じなんだろう。 やばい、なんか変な緊張感が増してきた。 10時50分頃になると、準備を終わらして外の様子を伺う。 髪も少しだけセットして、服も多少おしゃれなものを着る。 スカートなんて、久々に履いた気がする。 係長がやってくる前に、外で待つことにする。 部屋で待っていても、係長はどの部屋に私がいるのか、分からないと思うし。
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