540人が本棚に入れています
本棚に追加
「だろ?数量限定だからな」
満足そうに食べ始める係長。
私も食べる。抹茶プリンパフェも、負けず劣らず美味しかった。
係長は食べ終わるまで、終始満足そうな顔をしていた。
その顔を見ているだけで、なんだか私も幸せな気分だった。
「あーー、美味かった。今まで食べたいちごパフェの中で、一番美味かった」
「満足ですか?」
「大満足だ」
「それはそれは。良かったです」
4時を回って、夕方に差し掛かってきたところ。
アイスコーヒーを飲んで、時間はゆっくりと過ぎていく。
「小嶋は、普段料理とかするのか?」
「しますよ。簡単なものしか作れませんけど」
「得意料理は?」
「そうですね……オムライスは母に褒められた事があります」
たまに実家に帰った時に、料理をするけれど、母が一番褒めてくれたのがオムライスだった。
「おお、オムライスか。俺の大好物だ」
「そうなんですか?ご自分で料理は……しなさそうですね」
最初のコメントを投稿しよう!