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幸せな日々
その日から、ゆきと巳之吉は一緒に暮らし始めました。
巳之吉の母親も、美しくて働き者のゆきをすっかり気に入りました。
一緒に暮らし始めて半年経ち、季節は冬へと移り変わっある日のこと。
「ゆき、君のことをお慕いしている。江戸には行かず、これからも一緒に居てはくれまいか」
巳之吉の言葉にゆきは迷うことなく、
「私でよろしければ、喜んであなたの妻となりましょう」
その後ろでは巳之吉の母がにこにこと笑顔を見せておりました。
こうして2人は晴れて夫婦となったのです。
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