人、だからさ

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いつもの日常が絶望だった なまぬるい風が無慈悲に心を壊す日々だった 親が寝付いた後が自分にとって唯一の救いだった 何か言おうとする友達が怖かった 自分に期待を寄せる他人が嫌だった 何もできない自分に嫌悪感があった すべてが嫌になって消えたかった でも、欲しいものができてからは変わった いつもの日常が非日常だった 冷たい風が背中を後押ししてくれた 自分が寝付いた後が何もなくなった 何かを言おうとする友達が欲しくなった 他人に期待を寄せられる自分が好きになった 何かができるという悦びがあった 理が好きになって生きたかった 何かを好きになるには希望がいる 勇気がいる 絶望がいる 嫌悪なんて宇宙の、地球の、ちっぽけな人間の、ちっぽけな感情さ すべてが自分のものだから、愛したい そんなのは、きれいごとだ 知ってる、知ってるよ 知っているのなら、自分と向き合える だって人間、自分が一番可愛くて仕方が無いんだもん
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