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ツンと限界まで経っている乳首を口に含み歯を立て優しく噛んだり舐めたりされてもう一つの乳首は指で摘み転がされる。
「はぁっ、」
後ろの穴も乳首も弄られて凛はもう訳がわからずただその快感に酔いしれる。
「あっー、もっと焦らしたいところだけど今は無理。俺が限界。もういいよね?」
凛のものと同じものだと思えないぐらいグロいそれを穴に擦り付けられる。
やっと、貰えると穴を収縮させるがなかなか入れてくれない。
「凛は俺のものだよね?番になるよね?」
番?番にしてくれるの?
番になるって僕を愛してくれるってことだよね?
「して、秋斗のつがいにしてっ」
早く欲しくて何度も必死で頷くと秋斗が満足そうに笑った気がした。
その途端、身体が許容できる以上の快感が凛を襲い、目の前が真っ白になる。
「ああああ!!!!!」
喘ぎ声というより叫び声のような声が上がった後、凛は意識を飛ばした。
「はっーー、凛の中だ」
一気に奥まで入れてそこを堪能するようにゆっくり腰をゆする。
ああ、と意識が戻らず空いた口からは唾液を垂れ流している凛。
秋斗と同じ色をしたサラサラの髪の毛を撫でる。
凛の顔中にキスをし、空いている口に舌を入れる。
深く息をする隙間もないようなキスをしていると酸欠の苦しさから意識が戻った。
意識がない凛を抱くのもいいけどやっぱ初めては起きててもらわないと。
「動くよ」
ゆっくり引き抜き一気に奥までねじ込む。
たったそれだけで凛のものからは精液がふき出し、身体は痙攣する。
自分が凛の身体を操っているかのような錯覚。
最高だ。
「んんっ、はぁっ、きもちいっ、」
秋斗の抜き差しに合わせて無意識に穴を収縮させる。
さっき見つけた凛のいいところを容赦なくせめたてると中が絡みついてくる。
気持ちいい。
早く、凛を自分のものにしてしまおう。
一度αの精液が体内に入れば理性が少し戻ってしまうだろう。
その前に頸を噛んで逃げられないようにする。
凛の中から一旦抜き、四つん這いにさせる。
「噛んじゃうよ?いいよね?」
中に入れたまま後ろから抱きつき凛の耳元で囁く。
「噛んでっ、」
凛は秋斗だから噛んでと頼んでるわけじゃない。
これが何処かのαだとしても頼んでいるはずだ。
それがΩの発情期なのだから。
でも番にさえなればαからしか解除できないのだから秋斗から凛は逃げられない。
ベッドの上にあった鍵をとり凛の首に巻かれていた首輪を開ける。
凛は知らない。
この首輪を作らせたのは秋斗なのだと。
首輪が外れ無防備になった頸を舐めると凛の身体が喜びに震える。
その反応に笑みが漏れて頸の周りに吸い付く。
いよいよだと腰の動きを早くすると精液が上ってくる。
凛の頸に歯を立て中に注ぎ込むと同時に思いっきり噛み付いた。
「ああっ!!!」
凛の全身に電流のようなものが走り目の前がチカチカする。
頸にある歯形の血の後、そして凛の一番奥に注ぎ込まれる秋斗の精液。
「はぁっ、」
今までずっと満たされてなかった秋斗の心の何かが今半分くらい満たされたような気がする。
後の半分は凛の心も手に入れたときだろうか。
「いっ、ぱいでてる……」
αの長い射精をしながら凛を抱きしめていると凛が自分のお腹に手を当て撫でる。
それは赤ちゃんがお腹にいるときにする仕草みたいで秋斗の心を刺激する。
この発情期の間に番にするだけでなく子供が出来るほど中に出すつもりだ。
ただでさえ出来やすい発情期に出し続ければ嫌でも出来るだろう。
捕まえておく鎖は一つでも多い方がいい。
お腹を撫でている凛の手の上に手を重ねギュと握る。
「あき、と?」
「ん?どうしたの?」
今日は色々あって疲れているのか体内にαの精液が入り発情期が少し落ちついて眠くなってきた。
寝てしまおう。
そうしたらなにも考えなくてすむ。
やっと見つけた運命の番に捨てられたことも。
知らない人の番になったことも。
この自分を大事そうに抱きしめてくる男の正体も。
できることなら目覚めたらときには全部夢になってればいい。
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