悪魔に魂を売った日

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「君がやらなきゃそうなるのにどうしてするの?」 「それで出来ればその様子見せてもらえませんか。その後はどうしてもらっても構わないので」 「二人だけでいいの?」 悠介を睨んでくる三人の方をチラリと見る。 「圭介はどうでもいいです。この二人がいなくなって普通に生きていけるとも思わないし」 「はぁ!?テメェ何言ってんだ!頭でも狂った、」 「だから黙れって言ってんだろうが!!!」 安藤の怒鳴り声に不服そうな顔をしながらも圭介は口を閉じる。 「いいよ。死ぬより辛い目に合わせてあげる」 自分の願いが聞き入れられた事が嬉しくて笑みが溢れた。 「ありがとうございますっ」 でも安藤をイかせなければその願いは聞き遂げられない。 口淫なんてした事はないしされた事も無いが意地でやるしかない。 安藤の足元に膝を立ててベルトを外しズボンを下ろした所で圭介が口を開いた。 「俺が!俺がやれば、俺を助けてもらえませんか?」 「でも君はやりたくなくてこの子を指さしたんでしょ?今更、ねぇ」 どうする?と冬夜に目線で訴えかけられる。 どうするも何も悠介が何を言おうと決定権は冬夜にある。 別に圭介がやってチャラになるのならそれでもいい。 何十年も先になるだろうが自分でやるだけだ。 「どっちでもいいです。まぁ残念ですけど圭介が咥えるのも見ていて楽しそうですし」 「てめぇ、マジで覚えとけよ」 如何にも弱いキャラがやられた時に吐くセリフに笑ってしまう。 今が生きてきて一番楽しい時間かもしれない。 こんなに自分が笑えるなんて初めて知った。 「じゃあ君は安藤で、悠介、だっけ?悠介は俺のしゃぶって。早い方の言うこと聞いてあげる」 「え!俺が貴方の方を…」 安藤のような太った男より綺麗な男がマシだと思ったのか圭介は冬夜の方に行こうとしたが安藤が圭介の頭を掴み自分の股間に押し付けた。 「おら!早くしろや!」 「ひっ、汚っ、」 押し付けられている手から逃れようとしている圭介を横目に冬夜の方に行き足の間に座りベルトを外して冬夜のものを取り出した。 「でかい……」 悠介のものと同じものと思えないそれは赤黒くてグロデスクだった。 勃っていないにも関わらず重さも大きさも凄くて何故だか感心してしまった。 どうしていいか分からないのでとりあえず口に含んで先端を舐めてみる。 苦味が口に広がるがそれを嫌とは思わなかった。 やってみたもののこれから先どうしていいか分からず口を離す。 「どうしたら気持ちいいですか」 「やったことないの?」 クスクス笑っている冬夜に馬鹿にされたような気がしてムッとするが分からないものは仕方がないので素直に頷く。 「言う通りにやってみて」 冬夜の言う通りに咥え込み舌を使い、上ってくる吐き気に耐えて喉奥を締め上げた。 「フフッ、いー顔」 それでも冬夜のものは大きく硬くはなるものの射精する気配は一切ない。 頭を撫でてくる手を跳ね除けて早くイけと言いたいがそんなことを口にできる立場じゃないので必死に頭を上下させる。 「イッてほしい?」 咥えたまま頷く。 「安藤、どう?」 「全然駄目ですね」 泣きながら安藤のものを咥えている啓介を横目に見ていると冬夜の手が顎と頭にかかってもう入らないと思っていた以上喉奥に入れられる。 苦しくて目に涙がたまるが頭を押し返そうとはせずにただその苦しさに耐えた。 「…んぐっ!」 引き抜かれたと思ったらまた奥まで入れられる。 何度も繰り返されていると口の中の苦みが強まった。 「喉、締めて」 冬夜の言葉通りに苦しい中必死に喉を締めると口に精液が流し込まれた。 「まだ飲んじゃ駄目だよ。口窄めて」 口の中にある精液を飲み込まないよう気をつけながら抜かれていくそれに吸い付き搾り出す。 「あーん、して」 口を大きく開け冬夜の方を見上げると冬夜の指が口に入ってきて精液を舌に擦りつける。 「この味、よく覚えて」 悠介が頷くと満足そうに笑って指を引き抜いた。 「飲んで。もっかいあーん」 ドロリとしたそれを何とか流し込みもう一度口を開けるとよく出来ましたとばかりに頭を撫でられる。 「じゃあこの勝負は悠介の勝ちだね」 「じゃあ、」 「うん。言ってた通りにしてあげる。でも、俺が腰動かしてイッてあげたからね、もう一つ条件をのむなら聞いてあげる」 「条件?」 「悠介が俺のものになるなら聞いてあげる。気にいっちゃったんだよね」 冬夜のものになるとはどう言うことだろうか。 奴隷のようなもの? 今までより辛い日々かもしれない。 後十年我慢して自分でやればよかったと後悔する日が来るかもしれない。 でも、我慢出来なかった。 今頷けば悠介の望んだ通りに両親に罰を与える事ができる。 「よろしくお願いします」 俺はこの日、天使のような悪魔に自分を売った。
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