君の笑顔

1/1
前へ
/37ページ
次へ

君の笑顔

   君の笑顔 見たかった  君の笑顔 見ていたかった  だから僕 なんだって出来た  君と泣いて 怒って  おどけて 笑って  たとえそれが 道化のようだとしても  君の髪 触れてみたかった  君の隣 並んでいたかった  だけど僕 何も出来なかった  君は泣いて 怒って  強がって 笑って  そしていつか 大人になったとしても  君と僕 離れて行ったのは  きっと自然なことだった  君と僕 別の世界を持っていた  二人 溶け合うことのない世界を  君と僕 世界が(まじ)わった一瞬が  きっとかけがえのない奇跡  2009.6.10 《解説》  引き続き初恋の君を。ふとした瞬間に思い出すのがどうやら初恋というものらしく、忘れられないなりに自分で納得しようとした作品。  未練がましくこの後も、初恋の君を題材にするだめな自分です。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加