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12月である。
息子、星太は5歳。
この時期、親には緊張感あふれるミッションが課されている。
『子供にバレずにプレゼントを用意し、かつ無事に朝を迎える』こと!!
「えー、5歳ならまだまだ余裕でごまかせるっしょ?」と思われるかもしれない。だがこの年齢、欲しいものは直前までコロコロ変わるのである。
おもちゃのCMはここぞとばかりに流れるし、特撮はクリスマスめざしてストーリーを盛り上げにくるし、それが人気で品薄となると、まず入手すること自体が困難なこともある。
転売屋ゆるすまじ。
ようやく手に入れて安心したと思いきや、やっぱり別のおもちゃがいい、などと言われる可能性もある。それを避けてギリギリを狙えば、今度は配送の遅延に気をもまねばならない。
そして、下手な場所に隠せば見つかる怖れもある。
ひょっとして、子供より大人の方が夢中なのではなかろうか。
日本のクリスマスはそんなイベントだ。
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