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神様は、今日も雲の上から肘をついて下界を覗いていた
雨降らしの神も
風吹かしの神も
雷様も姿を見せない快晴の日は、よく見渡せる
今日もあっちこっちの人間の営みを目にする
動物も植物も神様を見上げ日々生きている
その視線は、ちゃんと神様に届いている
人間が私を汚すんです
地球の声に神様は、いつもため息を漏らす
今に始まった事では無い。そう割り切ってる神様も
やっぱり気をもむ事柄のひとつだった
そんな人間も見上げ神様にアイコンタクトを放つ
生き物のひとつだ
頼む、これ以上地球を汚す事は、するな
いずれ住めなくなった時、地球を捨て他の惑星への
移住という選択を選ぶならせめて無害に暮らせ
神様の憂鬱は、当分つづく
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