prologue

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*⑅︎୨୧┈︎┈︎ルルシーナ視点┈︎┈︎୨୧⑅︎* 私、ルルシーナ・メラ・ルクナティアは()()です。 生まれたときと学園入学時にやる魔法検査では基本属性を水と風、後は聖属性と空間属性を出したからです。本当は闇も持っているんですけどばれたら面倒になりそうだったので隠しました。普通ならこのようなことはできないです。自分が持っている魔法の属性を隠すだなんてことは不可能に近いですから。 でも私は()()です。だから出来ました。 その上、私は魔法の才がずば抜けて高いのです。魔力もこの世界が始まって以来の魔力量らしいです。今は魔力を練って遊んでいます。周りには精霊さんもいるので精霊さんに魔法を教えてもらっています。お礼には私の魔力をあげています。お陰で私の魔力量はもっと増えています。 私は無駄に泣きません。なんてったって生まれた時から自我があるので。でも言葉はしゃべれないのでどうしても必要な時は泣いて誰かに来てもらいます。お陰で気味が悪いとも手がかからないとも言われています。基本的には手がかからない子という認識なので特に不便はしていません。それに私に構って下さる皆さんは私の事を可愛がって下さるので大丈夫です。気にしていませんし陰口を言われない人なんていないって聞いたことがありますから。 私はお姫様らしいです。お父様はこの国の王様の弟で、しかもファーストナイトという王様一番の側近です。お母様は準王族ともいわれる三公の一つルクナティア公爵家の当主です。そしてレイお兄様と私は王族です。 この国の王族は特別で片方の親が王家の出身で銀髪に紫の瞳だったら王族とみなされるみたいです。そして私は、お父様譲りの白銀にお母様の影響もあったのか、少し青みがかった紫―桔梗色の瞳をしています。鏡で見て見ると、これは、レイお兄様も同じみたいです。 私は〇〇の…あれ?〇〇って誰でしたっけ?まあ、分かりませんし、今はその事は置いておきましょう。 だから、私は()()です。
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