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本来は僕の台詞ではない言葉を口にすると、先輩少し考える様子を見せた後に、重々しく口を開く。
「探偵部か……なら流石に恋の相談とかは専門外だよね」
「恋ですか。そうですね解決ができるとは言えませんが、良ければ話ぐらいなら聞きますよ?話してみたらいい意見が出るかもしれないですし」
そういう僕も、ここには居ない秋斗も、恋愛経験があるわけでは無いが、話を聞くぐらいならできるかもしれないと、僕は先輩に提案を持ち掛ける。
「……うん!それじゃあお願いしようかな」
「承りました」
僕は秋斗の台詞を代わりに言うと、いつもの様に、教室の後ろに並べられている無数の席から、先輩の椅子を一つ用意した。
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