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乗り上げていた体制からゴロンと真琴の隣にに寝そべる龍聖。どうぞ、両手を広げて待機している。
「ったく。」
ガチャガチャとベルトを外し、ズボンを脱がせ始める。上着はボタン式のシャツだから直ぐに脱がせることができた。
「りゅうたて……もう半勃ちじゃん。」
ズボンの上からでは分かりにくかったが、下着ともなると反応しているのが一目瞭然だった。下着の中央部が少しだけ膨らんでいるのが妙にリアルで真琴は唾を飲み込んだ。
「そりゃぁ、そうでしょ。好きな人のそんな姿見たら誰だってこうなるよ。」
「は、何……恥ずかしい事言ってんだよ。それにお前さっきまでゲームしてたじゃんか……。」
「うん。抱きついてきたり、ゴソゴソ俺の布団でなんかしたり……見えたから。そしたら何か赤くなりながら布団にくるまってるし・・・なんか可愛いなって思ってたらね。」
こうなるのは当然だとサラリと龍聖は言い放つ。
そんなこと言われれば、照れずにはいられない。さっきから照れっぱなしでもう、真琴の顔は真っ赤に染まり茹でダコ状態だ。
「真っ赤。……マコ、可愛い。」
「いや、だから……っ!っん」
文句のひとつでも言ってやろうと思った矢先、唇を塞がれてしまう。これではもう何も言えない。先程まで寝そべっていた龍聖が真琴に跨って深く舌を絡めてきた。頭を軽くホールドされているため、身動きが取れず、キスはだんだん激しさをましていく。
キスをしてしまうと抵抗する意志を簡単に崩されてしまい、そういう所が自分でも弱いなと思っている。だが、誰でも好きな相手に触れられればそうなってしまうだろう。
唾液が口の端から零れるほどにキスをしながら、龍聖の指が色々な所へ触れていく。触れられた箇所が少しずつ熱を帯びてくると同時に真琴は期待に胸を高鳴らせた。
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