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もしかして自分だけがそんな風になってしまっているのでは?と不安になりつつ覆いかぶさっている相手を見上げる。
龍聖の目には欲情を宿していた。雄の顔をした恋人の姿とキスだけで真琴は体を緊張させた。
だが緊張とは裏腹にこれから抱かれるのかと思うと、真琴の身体は正直に疼き始めた。まだそんなに経験が沢山ある訳では無が、今からどんな事をされるのか身体は覚えているのだ。
キスが深くなる度に互いの息が上がっていき、熱くなるのを感じる。
舌と舌を絡め合い互いの唾液を啜り上げる音が響く。まだキスだけだと言うのに、頭がぼーっとして息継ぎを忘れそうになる。
「ねぇ、マコはキス好き?」
「好き・・・りゅうとだから……」
「うん。俺も好き。もっとしようか……?」
「する。・・・ふっ、んん・・・。」
また深く深く口付けられ、今度は口の中を舌先でまさぐられる。歯列をなぞったり、上顎ら辺をつつかれたり・・・どれも気持ちがいい。ずっと堪能していたくなる。待ちに待った構ってもらえる時間なのだ、少しくらい欲望に忠実になったところで悪いことは何も無いだろうと真琴は返事をするように舌を絡め返した。
「ねぇ……マコ」
「な、に……。」
「キスだけでもう凄い事になってるよ。」
それ、と足の間で立派に主張しているものを指さされ、真琴はそ そっとその方に目を向けた。指を指されたソコは下着の上からでも十分に分かるほどにテントを張っていた。それに既に先走りがシミを作っていた。
「……あっ、や、なんで……」
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