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ここBL学園ではSからEまでクラスわけされている。
勉強、運動、家柄、容姿、あらゆる面で優れているものがSに行く制度になっている。
だが、聞いてほしいことがある。
勉強、運動、家柄、まではわかる。分かるけどな容姿でクラス決めちゃあかんだろう。
だって、容姿とは生まれた頃に決まってしまってるんだぞ！メイクしたり、努力でどうこうなるんだったらみんなイケメン＆美人だわ！
お義兄さんは何を考えてるんだ！
そりゃぁ、ホモが見やすくなるっちゃなるけど、僕みたいな平々凡々のやつが可哀想だろうが！！この世の中平凡たちの方が多いんだからね。もぉ、まったく…
まぁ、僕みたいな腐男子を男子校の教師にさせてくれただけでありがたいと思わなくちゃ。
Sクラスを担任したくなかったといえば嘘になるが、新任の教師がいきなりSクラスはもてないよな。
「立花」
「……どうしましたか？真島先生」
いっけない。また自分の世界に入ってた
っていうか、真島先生まじホストw
「挨拶お疲れ、俺は1年Sクラスを担当するから、なにか困ったことがあったら言えよ？」
「ありがとうございます。真島先生！さっきの挨拶は凄く緊張してしまって…遠慮なく聞かせて貰いますね！いろんなこと」
ホモとかホモとか┌(┌＾o＾)┐とか
そう言ってにっこり笑うとホストは顔が赤くなった。風邪を引いてるのか？
「俺のことは蓮でいいからな。むしろ蓮と呼べ」
「え、でも先輩ですし……」
「じゃあ、蓮先輩でいいだろ。とにかく蓮と呼べ」
「分かりました。それでは蓮先輩と呼びますね。これからよろしくお願いします！」
「ってか、つったてないでそろそろ行くぞ生徒達がまってる」
蓮先輩って見た目に反して意外と真面目……？
「意外とってなんだよ、お前」
「えっ、もしかしてエスパーですか？」
「声にでてるんだよ。はぁ、まあいい本当に行くぞ。広くて迷子になるからちゃんとついてこいよ。」
「はい！ありがとうございます！蓮先輩！」
ホスト良い奴じゃんw腐男子である前に教師だから、しっかりしなきゃな。
蓮先輩と二人で教室に向かう。
校舎を歩いているけどめっちゃ広い。
絶対迷子になる。
「蓮先輩。ここの学園の地図ってありますか？」
「地図？あるわけねぇだろ。ただの学園だぞ？」
いや、学園にしては広すぎだから。
そんな会話をしていると教室が見えてきた。
Sクラスが手前にあり、その奥にA、B、Ｃ、D、Eと続いている。
「生徒達はまだ担任が誰か知らないからな。気をつけろよ。お前なら落胆されることはまずないから、大丈夫だろうけどな。あと、狙ってくるやつがいたらすぐ教えろよ。いつでも助けてやるから」
ん？今なんて言った？生徒は知らない？
はあ？落胆されるに決まってるだろうが！
ホストと一緒にすんなよ！このイケメンが！
ってか狙ってくるやつってなんだ。暗殺してくるやつでもいんのかよ。
「あの…さっきから思っていたんですが何でお尻触ってくるんですか……？」
「お、悪ぃな。なんとなく触り心地良さそうで」
「……そうですか……」
蓮先輩の言い様にドン引きしてしまう。
「じゃあな。頑張れよ」ガラ
「「きゃあああああああ」」
「真島先生抱いてぐださい！」
「抱かせてください！真島先生！」
「やったぁ！Sでよかった」
そう言って教室に入っていたホストに歓声が廊下にまで聞こえる。
…………うん……クッソ萌えるな……
ホスト×イケメン生徒……イケメンは爆発しろと思うが萌を提供してくれる分には構わない。じゃないと僕にとってイケメンは、価値がないからな！ふはっははは！
はぁ…現実逃避してないで僕もクラスに入らなければ。
開けた途端落胆されると思う。屈辱だ……
でも、クラスに入らないことには始まらない。
よし。男は度胸だ！いざ！
ガラッ
登場人物紹介
生徒会
西宮晃（にしみやあきら）3年
王道俺様系会長←顔がこぁい イケメンだけど…
日本TOPの財閥の息子←この設定生かせな いかもです
「やっぱり、俺様系会長は攻めがいいけど、相手が腹黒副会長ならリバはありだと思う」
篠原真琴（しのはらまこと）3年
副会長←フレームのない眼鏡あり！
いっつも笑顔で敬語を使う
「圧倒的受け属性あり。でも、会長にのみ攻めになってもいいと思うよ！腹黒副会長×俺様系会長……何これ……超萌えるんですけど！！」
腹黒だとは言ってない。
教師
真島蓮（ましまれん ）
イケメンホスト 30歳
このBL学園においてのみ許されるのですね！この変態教師は！普通の学校なら通報されてるな。
「攻め属性だと思うが、受けの要素も秘めている。でも、僕はBLならなんでも大丈夫なので犯罪にならない程度に、生徒達と┌(┌＾o＾)┐をよろしくお願いします。」
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