『罰として、本当のことを一つだけ言おうか』

4/8
前へ
/22ページ
次へ
「何?」 「春日、少し休まないか?」 「疲れたか?」 「そうじゃない。お前ちゃんと寝てないだろう?目充血してるし何だか顔色も悪いよ。そうだ、俺が温めてやろうか?はは、名案だ」 「暑苦しいだろうがよ。まったく」  イベント前になると、忙しいのは当たり前だ。  二年生が主導で働いてはいるが、退任前の春日と兄崎も生徒会室で仕事をしていた。  エスカレーター式とはいえ高校進学の試験勉強もしなくてはならないため、連日寝不足気味だ。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加