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「律月。昼飯行くぞ。」
「うん」
昼食はよく蒼汰と真央君と3人で食べている。
量は多くないが、ご飯も食べられるようになったんだ。
「俺はカツ丼」
「僕はオムライスかなぁ」
「ミニうどん…食べてみる」
今まで食堂は普通か大盛りしかなかったが、ミニも提供してくれるようになった。
「お待たせしました。ごゆっくりどうぞ。」
料理は叶が持ってきてくれた。
優しく微笑んで頭を撫でてくれる。
それでは、
「「「いただきます」」」
一口食べる。二人とも食べ始めたらいいのに毎回ガン見される。気まずい…
「美味しい、ね」
「良かったな。」
「僕のも一口どうぞ!」
「ありがとう」
いろいろあったけど、もう大丈夫。
皆と共に過ごせることができて嬉しい。
要らない者なんかじゃない。
こんなにも愛してくれる人達が周りにたくさんいたんだ。
これからの日々を大切に
大好きな人達と共に
この幸せが少しでも永く続きますように
end
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