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「なんだ?」
「僕は律月君と話してる途中でした。なのに割って入るなんて何様ですか?」
「フッ。俺様に意見するとは。面白い」
俺様会長は咲坂くんにアゴクイというものをして、キスをした。それも深いのを。
その瞬間少し悲鳴が聞こえたが、親衛隊も一般生徒も
「綺麗」「絵になるね」「羨ましい」
という声が聞こえた。
そんな中咲坂くんは、わなわなと顔が真っ赤になっていった。
ニマニマしてる会長に、咲坂くんがキスされたのを呆然と見ていた副会長。
だが、すぐに気を取り戻し、咲坂くんの前に出て会長をビンタした。
「いてぇ!」
「貴方何やってるんですか!こんな公の場で!あぁ…大丈夫ですか?咲坂くん。うちのバカが申し訳ありません。」
赤い顔から涙目になり、副会長に抱きついて
「グスッ…はじ、初めて…だったのに…」
泣き出した。
周りは、オロオロ。何人か下を抑えて出て行った。
あらあら、行ってらっしゃい。
会長は咲坂くんに謝り、
デザートを奢るということで落ち着いた。
なんだこれ。
俺はさっさと食堂から出ていった。
出てったことに気付かれなくて良かった。
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