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私はこの話を最後に、筆を折ります。たった一人に届きますように。
豊島徳美
何か大事なものを失うのに、必ず伏線があると思います。ですが、知らなければ伏線に気がつくこともできません。僕はもう二度と無知のせいであんな思いはしたくありませんし、他の誰かにも同じような体験をしてほしくはありません。
知識不足なことはわかっています。いくらでも補います。一ヶ月、いえ、一週間だけでも見てください。
どうか、貴校の研究に尽力できることを証明する機会を、僕に彼女や彼女と似た境遇の人々を救う機会をください。
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