最初と最後

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最初と最後

父は歴史、特に徳川家が好きでした。 「本当に立派なのは、最初と最後だと思う。 何かを始めること、それを終わらせることは本当に大変だからだ。家康と慶喜はすごい。家光や吉宗が有名だけど慶喜には勝てんな。」 「浜松市は家康だな。今も地名にあるんだ。小豆餅・布橋・銭取…でもバス停だけになったのもある。袋井市には可睡斎って寺もある。 慶喜は静岡市。隠居と言うのか、長い間暮らしてたんだ。住んでたお屋敷は高級料亭になって今もある。地元の人からは「けいきさん」って呼ばれてた。 家康も住んでた同じ静岡市でいろいろ考えたのか、なに考えてたのかなぁ。」 私も父に似て大河ドラマが好きでずっと見ています。戦国時代と幕末が多いのは、登場人物が多くて題材に事欠かないからでしょうか。 主人公の視点が変わると、善悪が逆になったり手柄をあげた人物が変わってしまう。それはそれで新発見のようでてのしいです。 歴史好きにしてくれた父に感謝しています。
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